駆除と予防。困ったときの安心と、困らずに暮らせる安心

おはようございます。

「虫が出たので、何とかしてほしい」
「天井裏で音がするので、調べてほしい」

私たちボウケンの仕事は、こうしたお困りごとのご相談から始まります。

目の前に虫がいる。建物の中に何かが入り込んでいる。日常の中に突然、気になることが起きれば、落ち着かなくなるのは当然です。

まずは状況を確かめ、今起きている被害や不安に対応する。その役割を、私たちは大切にしています。

ただ、その問題に対応した後、もう一つ考えたいことがあります。

「なぜ、ここで起きたのか」
「同じことを繰り返さないために、何ができるのか」

今日は、駆除と予防の考え方について、私たちの仕事から、暮らしや会社の在り方へとつなげて考えてみたいと思います。

駆除は、すでに発生している問題を抑え、被害を止めるための対応です。一方、予防は、問題が起きる可能性を減らし、起きても早く気づいて対応できる状態をつくることだと、私は捉えています。

どちらも必要な仕事です。

今、困っている方に対して、予防の話ばかりしても、目の前の不安はなくなりません。まず必要な対応を行う。そのうえで、再発を防ぐ方法を考える。この流れを大切にしたいと思います。

例えば、室内で見つかった虫への対応が終わっても、どこから入ってきたのか、建物の中で発生しているのかが分からなければ、その後の対策を決めにくい場合があります。

また、動物が建物へ入っているときも、姿が見えなくなったことだけで、問題が終わったとは判断できません。侵入していた場所や、建物の中の状況を確認し、必要な対策を考えることになります。

大切なのは、「いなくなった」という結果と、「入りにくくなった」という状態を、それぞれ確かめることです。

ここに、駆除と予防を一緒に考える意味があると思います。

私たちは、どうしても目に見える問題に意識を向けます。虫を見れば気になりますし、音がすれば原因を知りたくなります。

しかし、問題が起きていないときに、建物の隙間や管理の方法まで考える機会は、それほど多くないかもしれません。

毎日使っている出入口。物を置いたままになっている場所。以前、補修した部分。普段は特に気にならなくても、確認してみると、今の使い方に合わせて見直した方がよい点が見つかることもあります。

予防は、そうした小さな変化に目を向ける仕事でもあります。

ただし、何でも先回りして対策をすればよいとは思いません。

建物の用途も、周囲の環境も、そこで暮らす人や働く人の事情も違います。何が起きる可能性があり、起きた場合にどのような影響があるのか。それを踏まえて、必要な対